一寸先はX

春日ハルとゆかいな仲間たち

驚くほどの実燃費!VOXYの航続可能距離の秘密

随分と久しぶりですが、何とか元気にやってます。

ブログ書かなきゃって思うんだけど、仕事中もPCに向かいっぱなしだから、家に帰ってまでPCに触るのもなかなか億劫でしてね。

せっかくパソコンを新調したのに、意味がないっていう…

書きたいことはあるんですけど、書き始めて途中でやめた書きかけのものがたくさんある。

文章は書いても、アイキャッチ作るのが面倒で放置したり。

何か「アイキャッチ作って~…」とか「わかりやすく図解して~…」とか「強調するところは枠で囲って体裁を整えて~…」とか、今どきのブログの書き方が自分には合ってなかったんだな~って思いました。

なので、これからは気ままに書きます。

書かなきゃ始まらない。

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唐突ですが、今日はトヨタVOXYヴォクシー)の燃費について書きます。

私ごとですが、2018年7月の西日本豪雨で車が水没しました。

水没したのは3代目のプリウス

このプリウス、「1回ガソリンスタンドに行けば次にガソリンスタンドに行くのは1か月後」という燃費オバケで、面倒くさがりな私にはピッタリな車でした。

 

 

プリウスを廃車すると同時に購入した車がトヨタVOXYヴォクシー)。

プリウスとの違いは、なんといってもスライドドアがあることです。

スライドドアなら、子供が急にドアを開けて飛び出すこともないし、風に煽られてドアを隣の車にぶつけることもない!

 

そして室内がとっても広い!

 

3列シートになっていますが、3列目は折りたたんで収納することが可能となっているため、2列目シートの足元がものすごく広くなります。

 

 

 

話が逸れてしまいました。

燃費ですよ、燃費。

私が購入したVOXYのカタログ燃費は16.0km/L。

以前乗っていたプリウスのカタログ燃費が38.0km/Lですから、半分以下ということになります。

しかし、プリウスもカタログ燃費こそ38.0km/Lですが、実燃費は26~28km/Lでした。

というわけで、実際に2018年式のVOXYの燃費がどのくらいなのかを試してみました。

理論値に基づく航続可能距離

まず、実燃費を計測する前に理論値に基づく航続可能距離を計算してみます。

カタログ燃費が16.0km/Lです。

カタログ記載のガソリンタンク容量が55Lです。

ですので、単純計算してVOXYの航続可能距離は

16.0 × 55 = 880km

になります。

 

 

検証スタート!

それでは、検証を始めます。

検証は次の条件のもとで行いました。

・ガソリンは満タンに入れた状態でオドメーターを0にしてスタート
・検証時には主に通勤に使用
・エアコンの使用なし
・通勤距離は片道約22キロ。うち半分は渋滞する市街地を通るが、残り半分は信号もない道路を走行。車に乗っている時間は40~50分。
・大人一人が乗車で、余計な荷物は積まない

ガソリンを満タンにしたときの航続可能距離は598km!

これを信用するならば、実燃費は約10.9km/Lということに。

そして日は流れ…

ついにガソリンのエンプティーランプが点灯!

この時点で走行597.1km!

ちなみに航続可能距離はというと…

航続可能距離5km!

実際は航続可能距離が11kmのときにガソリンのエンプティーランプが点灯しました。でも、車が止められなかったので…。

なお、航続可能距離が6km減る間に、実際に6kmも進んでいません。

ホント、「航続可能距離」って何のためについてるのか分かりません。

3代目のプリウスにはなかった機能なので、最初に見たときは「おぉ~っ!」と感動したのですが、これほどアテにならないものはない。

この日は自宅に帰ってきてしまったので、ここで検証終了。

翌日、航続可能距離5kmのまま往復40km超の職場に向かいます。

 

 

 

家を出てすぐに航続可能距離が「給油してください」に変わり、内心ではドキドキしながらも職場まで往復。

 

無事に帰ってこれました。

 

 

家を出てから、ずっとこの「給油してください」が表示されたまま。

 

 

給油のタイミングを図る指標として、「航続可能距離」、「エンプティーランプ」に続く第三の指標、それがリセット間平均燃費。

「リセット間」というのは、前回リセットしてからという意味です。

前回のガソリン給油時に手動でリセットしていますので、ここに表示されている平均燃費というのは今回の検証時の平均燃費ということになりますね。

つまり、本当に平均燃費が14.0km/Lならば

14 × 55(タンク容量) = 770km

ということで770kmは走ることが出来る計算。

 

つまり、あと130kmくらい走れるので、職場まで3往復は出来るってことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別に日和ったわけじゃないですよ。

あれです、あれ。

いい歳して道路でガス欠になって人に迷惑をかけてはいけないという、私の英断です。

 

 

 

とにかく!

ここで大事なことは!

ガソリンを満タンに入れても47.81Lしか入らなかったわけです。

つまり、カタログに書いている「タンク容量55L」というのが本当ならば、あと7Lほどは車の中に残っているわけです。

エンプティーランプが点灯してから50km近く走っているのに!

随分前から「給油してください」って表示が出ているのに!!

もう何を信じたら良いのか分からない。

「航続可能距離」も「エンプティーランプ」もアテにならない。

しかし、僕たちには平均燃費が残っている。

思えば、故・プリウスのときも平均燃費を頼りに給油のタイミングを計っていたなぁ。

他のどんな指標がガバガバだろうと、平均燃費だけは僕たちを裏切らないはず。

 

モニターに表示された平均燃費は14.0km/Lだった!

 

前回の給油から642km走った。

 

今回の給油量は47.81Lだった。

 

つまり、実際の平均燃費は!

642 ÷ 47.81 = 

 

 

 

 

 

 

 

 

13.428!

 

 

 

 

 

モニターには14.0km/Lって表示されているのに

 

 

 

 

 

 

 

実際は!

 

 

 

 

 

 

 

13.428!

 

 

 

 

 

 

 

サバ読んでんじゃねーよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

あのさぁ、トヨタさんさぁ。

「航続可能距離」だってガス欠を未然に防ぐために少なめに表示されてるってのは分かるし、「エンプティーランプ」も早めに点灯してるんだって分かるよ。

数値を少なめに表示しておくことで、ガス欠等の道路上のトラブルを未然に防止したいってのは、よ~く分かる。

でもさ、それなら平均燃費だって少なめに表示させるべきじゃないの?

給油に行くタイミングを図る指標として、「航続可能距離」でもなく「エンプティーランプ」でもなく、平均燃費を指標としている人だっているわけですよ。

燃費を少しでも良く見せたい気持ちは分かるけど、せっかくの「道路上のトラブルを未然に防止したい」って配慮も、燃費でサバ読んでたら台無しですよ?

まとめ

そんなわけで、今回の検証結果では実燃費は13.428km/Lでした。

カタログ燃費が16.0km/Lであることを考えると、なかなかの数値が出ているのではないでしょうか。

実燃費をもとに航続可能距離を算出すると

13.428 × 55 = 738.54km/L

となります。

つまり、計算上は自宅⇔職場であと二往復はできた、と。

さすがに怖くて出来ないですけど。

検証してみて分かったことは、VOXYのメーターはあてにならないってことですね。

故・プリウスの時にはメーター類で不満を感じることってそんなになかったので、余計にVOXYのメーター類のガバガバさが気になるのかもしれません。

「本当に同じメーカーが作ってるの?」と疑いたくなるレベル。

VOXYはいい車なんだと思いますが、新車購入時に取り付けてもらった純正ナビとか系列店による対応の違いにもとても不満があって、それも重なって自分の中ではトヨタというメーカーへの信頼そのものも揺らいでしまっています。

これまで、bB ⇒ プリウス ⇒ VOXYと乗り継いできたけど、次はどうしようかな…

おまけ

今回の給油直後の「航続可能距離」。

617km!!

さっき642km走ったばかりなのに!

それでもタンクの中には7L以上ガソリンが残っていたのに!!

 

これだけ実燃費と乖離していると、そもそもメーターが正常に作動しているのかどうかも怪しくなってくるんですが…。