一寸先はX

春日ハルとゆかいな仲間たち

Lifelog2021.08.18/川崎病入院生活1日目

次男のPCR検査は陰性でした。

それはさておき。

次男の熱が続くこと、そしてそれに伴う目の充血や皮膚の発赤等について妻がネットを駆使して調べたところ、一つの懸念が生まれました。

まさか、川崎病では…?

川崎病は、幼児期に発症する原因不明の病気です。

主な症状は血管の炎症。

普段はゴムのように弾力のある血管ですが、炎症を起こすことで血管が固くなります。

そして、固くなった血管に圧がかかり続けると、血管の一部がぽっこりと膨らみます。

風船に空気を入れるときを想像してもらったら分かりやすいと思います。

最初は固くてなかなか膨らまない風船ですが、一度膨らむと後は簡単に膨らますことが出来ますよね。

血管にも、それが起こるわけです。

そして、それがいわゆる動脈瘤というものになるのですが、これが発生するのが冠動脈。

つまり、心臓周りの動脈です。

発熱してから早期に、概ね9日以内に治療を開始すれば動脈瘤の発生を防ぐか確率は上がるようですが、処置が遅くなると…

幼児期から血液がサラサラになる薬を飲み続けないといけなくなる、心筋梗塞の発生リスクが高くなるなど、重篤な後遺症が発生してしまいます。

昨日の時点で発熱から7日が経過。

今日で発熱から8日目です。

つまり、もし川崎病であれば一刻の猶予もない状態。

近所の小児科に言って大学病院への紹介状を書いてもらい、すぐさま大学病院へ。

大学病院では、少し診察しただけで「これは川崎病の可能性が高いですね。」と言われ、色々な検査を経て、川崎病であることが確定しました。

「しばらく様子見で」って言ったヤブ医者の言うことを聞かなくてよかった。

あやうく、次男の将来の芽を摘むところでした。

夜遅くまでネットで調べてくれた妻もグッジョブ!

色々と検査した結果、現時点では冠動脈に瘤は認められませんでした。

幸い、炎症を示すCRPの値も0.84とそんなに高くありませんでした。

ちなみに、正常なCRPの上限値は0.14で、川崎病の場合は50とかまで平気で上がるそうです。

まずは、1日3回アスピリンを経口投与して経過を観察するということですが、次男の腕には点滴の管が巻き付けられました。

点滴用の針を入れるのが相当痛かったのか、その後に行われた痛みを全く伴わない検査でも大泣きしていました。

入院するためには大人が一名付き添わないといけないのですが、新型コロナの感染拡大防止の為、付き添いの一名は途中で入れ替わってはいけないというルールになっているそうです。

つまり、次男だけでなく、付き添いの人も病院に缶詰状態に。

私と妻のどちらが付き添うか検討した結果、私が仕事を休んで付き添うことになりました。

晩御飯を食べるまでは機嫌良さげに過ごしていた次男でしたが、いざ寝る段になると「家で寝たい。」「お母さんと一緒に寝たい。」と言ってグズってしまい、少々大変でした。

早くても退院まで一週間、遅ければ二〜三週間はかかると言われた今回の入院。

次男が元気になるのは、一体いつになるのでしょうか…

点滴の管やら、心拍や酸素濃度を測る機会やら、色々なものを身体に取り付けられて不自由そうな次男。

健康のありがたみというものを、入院初日からしみじみと感じています。